おしゃれな写真を撮るために絶対必要な一眼レフカメラの設定を徹底解説します!
3つの設定だけがんばってチェックしたら、素敵な写真を撮るための準備は完璧です。
カメラの理屈よりも
自分が撮りたい写真のイメージはどんなか?
そのためにどうしたらいいのか?
あこがれのあの写真はどうやって?
というイメージを持つことのほうが大事!
この記事では、
そんな疑問を解決するヒントがいっぱいの、一眼レフカメラの基本の3つの設定について写真盛りだくさんで解説してみたいとおもいます♪
理屈とか、知らない。。。(それでも写真の仕事も出来てますw)
写真撮影の準備については、こちらの記事にまとめていますので
まずはサラっと読んでおいてくださいね^^
それではさっそく、
一眼レフカメラで撮る、おしゃれ写真のための3つの基本設定
をおとどけしますね。
Contents
1. 写真の色味を決める!ホワイトバランスを設定しよう
ホワイトバランスとは、白を白としてカメラが捉えるための補正機能のこと。
光にはさまざまな色があります。ホワイトバランスは、その光の色に合わせて目で見た通りの自然な色味に調整するための機能です。
カメラが自動で色補正をしてくれるので、
最初はどんな場所・どんな時間・どんな光の種類で撮影するのか?をみて、ホワイトバランスを選びましょう。
もし昼間の自然光で撮影するなら、
ホワイトバランス(WB)を、自然光(太陽の光)で撮影するなら太陽のマークにします。
お料理写真の撮影は日中の自然光撮影が基本になります。
ですので、自然光撮影の時はAUTO(オート)か太陽のマークですね。
AUTO(オート)はどんな時もカメラが自動に設定してくれます。
最初はAUTO(オート)でもよいですが、ホワイトバランスをいじってみると写真の雰囲気が変わって楽しいのでいろいろとやってみてください。
※蛍光灯や電球の光で撮影する時は、そのマークに合わせます。AUTOもしくは太陽光、曇り、で撮影する。モードを変更して実際に撮影してみて色味をチェックしてみるといいです。
実際にモードをいろいろ変えて撮影した写真を見比べてみよう!
では、さっそく実験です。笑
上の図のように、ホワイトバランスには6つのモードがあります。
(point ; お料理や雑貨、人物を素敵に撮影したいときフラッシュは絶対使いませんよ!)
- AUTO
- 自然光(太陽マーク)
- 白熱灯(電球マーク)
- 蛍光灯(蛍光灯マーク)
- 曇天(くもマーク)
- 晴天日陰(日陰マーク)
それぞれの設定で実際に同じスタイリング・同じ場所・同じ時間・同じ状況で撮影してみます!写真の色の変化に注目してくださいね!
- AUTO
カメラが自動で自然な色味で撮影してくれます。一番白が白っぽいかも!
逆に、ちょこっとだけ青みがかってる感じもします。
- 自然光(太陽マーク)
少し温かみを感じる、自然な色味で撮影ができます。
白もナチュラルな雰囲気。若干赤みがかっているかな。
- 白熱灯(電球マーク)
赤みがちょっと強めに補正された写真が撮影できます。
白熱灯の下でちょうどよい色で撮れるようなモードです。
- 蛍光灯(蛍光灯マーク)
だいぶ青みが強めに補正された写真が撮影できます。
蛍光灯の下でちょうどよい色で撮れるようなモードです。
- 曇天(雲マーク)
少し青み・グレーがかった写真になりました。
- 晴天日陰
自然な色合いだけど、ちょっと青っぽい?
どのクマさんが一番可愛く撮れていると思いますか?
わたしは自然に温かみのある自然光の太陽マークがやっぱり一番しっくりくるなぁーと思いました。
このように、
ホワイトバランスは、今の光の具合によって、自動で色が補正されます。
いろいろとホワイトバランスをいじってみて、
自分が撮りたい雰囲気のモードに設定してみましょう!
ちなみに・・・
この写真は、晴れの日の外で撮影したのですが・・・
あえて、蛍光灯のモードにしてみました。
ちょっと青みがかってノスタルジックな写真になるからわたしは好みで。
よくやります。笑
2. AまたはAv(絞り優先)モードにしてF値を設定しよう!
AやAVモードとは、絞り優先モードのこと。絞り優先モードは背景のぼかしを生かした撮影(お料理・雑貨)など、背景をぼかす雰囲気のある写真を撮影できるモードです。
また、F値(絞り)を自分で変更したい場合はこのモードにします。
シャッタースピードはカメラ側が自動で設定してくれるモードです。
難しいと思うので、AかAvにするとだけ覚えておいて!笑
まずはカメラのモードを変更するダイヤルを上の写真の図のようにAもしくはAvにしてみましょう。(AかAvかはカメラメーカーによって違うみたいですcanonはAvです)
F値(絞り)を調整しよう!
次に
F値(絞り)の数字を調整します。
よりぼかしたいとき = F値(絞りの数字)を小さく
背景をくっきりさせたいとき = F値(絞りの数字)を大きく
設定します。
- F値を小さくして撮影した写真(F1.4で撮影)
- F値を大きめにして撮影した写真(F5.6で撮影)
上の二つの写真の違い、わかりますか?
F値を小さくした上の写真はよりボケて、電球の光が玉ボケのようになっていますね。
(玉ボケはよりぼかすことで撮影できるんですね!)
下の写真は、バックに配置したコーヒーの文字も読めるので全体のモノの様子がしっかりと伝わります。
F値を小さくするとボケてふわっとしてかわいい!けれども、F値が小さければ小さいほどボケるので背景のものの様子はわかりにくくなってしまいます。
背景をぼかした写真は一眼レフならでは!なのですが、
どんな写真を撮りたいのか?考えて、ボカし具合を調整するといいとおもいます!
ちなみに・・・
F値を小さくできる数値はレンズによって異なります。
F値の小さいレンズは明るいレンズ。
この明るいレンズは一般的にお値段も高めになります。
お料理や雑貨撮影に使えるおすすめのレンズはこちらでもご紹介しています
日中明るいところで撮影できれば、十分素敵な写真になりますよ^^
3.露出補正で写真の明るさを調整!
ふんわり柔らかい雰囲気?シックでダークな雰囲気?
露出補正とは、写真の明るさをイメージ通りの明るさに調整できる機能。プラス(+)に設定すると明るい写真になります。逆に、マイナス(−)に設定すると暗い写真になります。
ふんわり柔らかいハイキー気味の写真では、
露出補正(+-)を~+1/3EV(一目盛り)~+2/3EV(二目盛り)に設定します。
シックでダークな印象的なローキー気味の写真では、
逆に−の方にメモリを合わせてみます。
撮りたい写真の雰囲気によって、写真の明るさを調整しましょう!
- 露出補正を+1.5
- 露出補正なし0
- 露出補正−1
- 露出補正−2
この4枚の写真だと、
ハイキー気味の露出補正+1.5の写真がかわいいなぁとおもいます。
写真の被写体がぬいぐるみで、背景も白いラグマットなので
ふんわりした雰囲気が似合う写真ですね。
たとえば、
アンティーク雑貨でスタイリングしたシックなイメージの写真などは
あえてマイナスに設定して、ちょっとダークな空気感を作るのもおしゃれで素敵です。
撮りたい写真の雰囲気にとっても大きな役割をしますよ!!
おまけ・露出補正とF値の段階撮り
仕事でスタイリングした写真の撮影をする時には、段階撮りということをします。
段階撮りとは、設定を少し変えて押さえで写真を撮っておくこと。
同じセッティングで、露出補正を0.+1,+1.5 など3段階くらいで撮影しておきます。
同じように、背景のぼかし具合も、ちょっとぼかし強めと、弱めとを撮影しておきます。
あとで撮影した写真をデザインなどで使おうと思ったときに、もっとぼかし無い方が良かったとか、明るすぎて白とびしてて補正が出来ないとか、そういうことがあるので、『保険』で何枚か撮影しておくんです。
おすすめのカメラ
最後に、初心者のための一眼デビューにおすすめのカメラのリンクをはりますね♪
一眼レフ
canon
ミラーレス
Sony NEX
オリンパス PENシリーズ
パナソニック GF
いかがでしたか?
見本の写真のような変化が起きる、3つの設定。
どれも、カメラのダイアルを回すだけだったり、数値を変えるだけ。
それぞれカメラによってちょっと場所ややり方が違うので(数値を変更するのは同じだけどね)取り説をチェックしてやってみてください。
どの一眼レフやミラーレス一眼でもできる基本設定です!
わたしはこの程度の設定で・・・・
いつも撮影しています。笑
それでも、写真のお仕事も出来てるという不思議。笑
カメラの設定ができたら、次は『撮り方』ですね
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一眼レフ持ってないけどおしゃれな写真が撮りたい人はこちら
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