年中さんぐらいから「習い事どうする?」という会話が周りで聞こえてきます。
スイミング、体操、サッカー、ピアノ、リトミック、英会話、めばえ教室、 などなど
幼児教育の効果・・・のような話もちょくちょく耳にしはじめて、
ぜひともそのタイミングを逃したくない(ような気がする)時期なのかなと思います。
子どものための習い事ってたくさんあるから
始めどきや何をやらせるか?という話題で、ママさんたちがざわざわし始めるのがちょうど年中さんくらいからなのではないでしょうか。
そんな、こどもの習い事。
うちは長男が年長の春にひょうんなことから『剣道』を始めることになり、
この夏は小1ということで、剣道の合宿にも参加していろいろと思うことがあったので記事にしておこうかと。
Contents
習い事を始める時期は
幼児教育を意識する未就学時期(年少〜年長)が多い
こどもの習い事。保育園も幼児さんになってくると周りの子たちもいろいろと習い事を初めていました。やっぱり、幼児教育をなんとなく意識する人もちらほら出てくるからでしょうね。
我が家も年少さんくらいから英語やスイミングなど習い事の体験に行き始めましたが、年少だとなじめなかったり泣いてしまったりして、決められず。
あっという間に年中も後半になって、何か運動系が良いかなぁと思いつつ始めるきっかけを作れずにいました。
運動は、自分が水泳をやっていたので、子どもにもスイミングをさせたいなって思っていました。あとは、サッカーも男の子に人気だし活発な子になりそうだし興味あるなと思ったりしつつ・・・サッカーって保護者の付き添いが大変なんだよなぁというマイナスイメージもあったりで、あまり具体的に考えられていなかったのですが・・・
そんなある日・・・
長男が、年長さんになった春、保育園のお友達のママさんから「剣道」の体験に誘われたので気軽な気持ちで参加してみたんです。
もともと、戦隊モノにはまってる、THE男子な子だったのと、ちょうど園のお遊戯会でお侍役をやっていたこととリンクして、剣道がお侍の修行だ ということで興味深々。笑
そのまま、お試しで通いながら本入会することになりました。
幼児から始められる剣道
子どもが剣道から学べる事とは?
入会した当初、ずっとその剣道教室(剣友会)で指導員として子どもたちに剣道を教えてくれた先生がとっても良い指導者で、剣道を通して沢山のことを教えてくれていたのでかなり感動して、剣道っていいな・・と思うようになりました。
剣道といえば、礼儀作法などが付くという印象ですよね。
実際に、礼にはじまって礼に終わりますし、剣道は体幹が鍛えられて背筋もピンとしています。
でもわたしはスポーツとしての剣道の魅力もありますが、人間としての成長につながるような魅力がいっぱいあることに驚きました。
実際に子どもを剣道に通わせて感じたのは、剣道を通じて学べることは「生きる力」なんだということです。
子育て本などを見ても、これからの時代は自分で作り出すことと、自分で生き抜くことができる人材に価値があると言われています。
「クリエイティブ性(創造できる力)」や「夢を叶える力(生きる力)」をつけていくことの大切さですね。
この、
生きる力も、創造する力も、
剣道を通して身につけることができると感じています。
剣道を通して学べる創造力、生きる力って、どんなものなのか、
剣道の稽古中の出来事と、そこから息子が得られる「学び」に焦点を当ててまとめてみました。
0から1を生み出すクリエイティブな力「創造力」
剣道は、一対一で戦うから団体のスポーツという印象ではなかったのですが、
実際は団体で戦って勝ち進むので、一人っきりのスポーツではありません。
仲間と一緒だから切磋琢磨できる環境があります。
仲間と一緒だからこそ、自分だけでは得られ無い発見や気づきもあります。また、人とぶつかることも大切な経験で、自分はそう思わない!などの感情も大事な自分らしさの元。良いこと悪いことすべてに意味があって自分の糧になります。何もないところから何かは生まれません。新しい何かを創造するための材料は沢山持っているほうがいい。人との関わりの中で得られるものはとても多いです。
また、
剣道のスキルをつけていくのは自分自身の頑張りなくしては無理なので、自立して自分で考えて自分で努力して成長していかないと勝てるようになりません。
自分の心の成長が、そのまま成果へのつながりにもかなり影響します。
自分が適当にやっていても、他のメンバーが動くからサボろう・・・という考えが生まれにくいスポーツです。
0から1を作り出す人は、人の意見に流される人ではないです。
自分を信じて自分から率先して行動できる人。
自分の経験をすべて生かして応用できる人です。
剣道を通して、
日々の稽古を続ける(継続力)なかで、自分で気付いて(ひらめき力)、心で腑に落ちて(マインド力)、しっかりと頑張ること(実践力)で、実際に勝てる力がつく(成果を出す)。
この一連の流れが、0から1を生み出す力と成り得るクリエイティブな力を育てる源になります。
こんな風に、小さな頃から心と体を鍛えられる習い事って、なかなか無いと思うのです。
夢を叶える力につながる「生きる力」
夢を叶える力の人って、どんな人でしょうか。
- 継続できる人
- 素直に実践できる人
- 守破離ができる人
- 自分に負け無い心を持っている
- 自分を信じて突き進める
- 感謝の心を忘れ無い
将来の夢は?という問いに、子ども達はいろんな夢を答えてくれます。
どんな子どもにも、将来という輝く未来を作っていける可能性があります。
でも、実際にその夢を叶えるのは自分自身。
誰かが叶えてくれるものではないです。
どんな環境でも、どんな家庭でも・・・
結局、夢を叶えるのは自分自身です。
だから、
自分でのし上がっていける力を育む体験や、心に気付きのある体験って大事。
剣道には、そんな体験ができる機会が沢山あります。
ま、剣道に限らず、人生の中でそういう風に自分が生きていけるように、自分が人生を選んで進んでいかなくてはいけないわけで、剣道やってないとそうならないとかじゃないです。
でも・・・・
小さい頃から、そんな「大人な体験」は、なかなかさせてもらえる機会って無いよなぁと思うので、剣道で学べることは多いと感じる今日この頃です。
剣道で学べること《幼児・基本稽古編》
剣道ではさまざまなことを学べるのですが、実際にどんなことを学べるのか?思いつくことを書いてみますね。
幼児の時には、まだ戦うことよりも基礎力をつける練習をします。
そんな基礎力の中にも学べることが沢山あります。
- 人の話を聞くこと
- 先生からの指導を素直に実践すること
- やったこと無いことを周りをみながら実践してみること
- 小さな動作にも意味づけをして適当にやらないこと
親に対してはどうしても甘えが出てしまいがち。
その点、習い事では「先生」に指導してもらうので、自分勝手な甘えは通用しません。笑
親では、教えてあげたいけどなかなか甘えから教えきれ無いことが剣道では教えてもらうことができ、人としての成長に繋がっていると感じます。
人の話を緊張感を持って聞くということが必要な場面が剣道の稽古中によくあります。
人の話を聞くこと、話を理解すること、そういう機会に触れることで少しずつできるようになっていきます。
先生からの指導を素直に実践することは、守破離の守の部分。
何かのスペシャリストになりたかったら、まずは真似をすること、真似をうまくすることってすごく大事です。
稽古ではマンツーマンではないので、自分で周りをみて、自分から実践していかないといけない場合も多いです。やったことないことを自分でやっていくことは、勇気も必要だし、心も鍛えられます。自分から進んで取り組む姿勢も育まれる環境だと思います。
人生の中で、この『一歩踏み出す勇気』はステップアップの機会に絶対に必要になる力で、自分に来たチャンスを摑み取る力。
また、
剣道では、小さな動作、所作を大事にします。
そして、それぞれに意味があることを教えてくれます。
その意味が、剣道的意味であり、日常生活にも必要な意味でもあるため、剣道を通して意味を考えて物事をやることを教えられます。適当にやっていては、適当でいいやという癖がつくかもしれません。一つ一つを丁寧にできること、意味を考える癖がつくことは、考える力を育むことにつながっていると思います。
まだまだありますが、こんな風に、
幼児向けの基礎力の稽古だけでも沢山のことが学べていますね。
とはいえ・・・
まだまだ小さいうちは、子どもは自分がやっていることの意味までは分から無いもの。
でもそれで良くて、こどもが楽しく剣道ができていればOK。
子ども自身が少しずつ学んで行くので、親は見守ることが一番大事だそうですよ^^
(いろいろ口出ししたくなるけどね。。。)
文武両道につながる「本質」を体感できる
剣道をはじめた息子を応援してくれる知人や友人のなかに剣道をやっていた人が数名いて、その人たちみんな高学歴という事実。確かに、剣道の中には勉強を学ぶ姿勢につながることが多いなと感じます。
剣道には、文武両道を目指すのにも良い環境なのかもしれません。
普通のスポーツとはちょっと違うというか・・・
体作りももちろんですが、精神面、心の鍛錬という部分に重きを置いているから。
剣道を通して、『学ぶことの本質的な部分』を体感できるので、その本質的な部分をうまく勉強とリンクさせることができると学力アップにもつながるのかも。
勉強でつまづいたり、弱音を吐いたりするときでも、
日々の剣道の稽古のように小さなことの積み重ねが大事だということを教えたり、頑張れば勝てるようになる、できないこともやればできるようになるということも、子供自身の剣道での体験をもとに子供に話せます。
子どもの習い事で親も成長できる「剣道」
親も一緒に学んで、子育てに生かせる
子どもの習い事で、親まで成長させてもらえるのが剣道です。
たとえば、何もしなくていいスイミングなら、スクールに放り込んであとはおまかせで済むから親は楽チンです。楽チンですが・・・・親が何かを学び得る機会も無いのでは。
剣道は、稽古を通して頑張る我が子の成長を通して、親自体も成長できる機会がたくさんある(なんなら毎回w)と感じています。
習い事って、頑張る我が子をみてるだけで、応援したくなるものですよね。
そこにプラスして、いままで関わりがなかった武士道的な教えを子どもを通じて得ることができるんです。
普段の日常生活で、子ども自身が体験してくる問題やトラブルに親がどうやって関わっていけばいいのか、どうしてあげればいいのか、分から無いことも多いですよね。
何が子育ての正解かなんてわから無いし。
誰の意見が正しいかもわから無い。
何を言ってあげるのがベストなのかわから無い。
そんなとき、剣道と武士道をセットで事例にして、普段の生活や学校生活などでのトラブルや問題解決につながるような話をしてあげることもできます。
親のエゴでアドバイスするのではなく、自分は一段下がって、もっと大きな視点でアドバイスしてあげたいなと、日々おもっているのですが。。。
意外と感情むき出しになりがちに。
そんなときこそ、剣道や武士道的視点で問題解決を考えて子どもに話してみると、日々の剣道の試合や稽古で自分がやっていることとリンクされて腑に落ちやすいみたい。
こども向けの武士道の本、わたしが買ったのはこちらです(^^)
剣道にかかる費用
剣道って、お金がかかるイメージですよね。防具が高い・・・っていう。
でも、実は、剣道って習い事としてはだいぶお安いんです。
あ、もちろん、防具とか道具代はかかるけど、一度買ってしまえば体の成長の切り替わり時季までの数年使えます。
なにより、月謝は安い!
通っているところは週2回練習で2,000円です。
スイミングって週1で月謝7,000円とか。
くもんも一教科6,000円だっけな。
そんな、習い事としては結構安いのに学びがいっぱいの剣道。
お近くの体育館とかで地元の剣友会が剣道の稽古をしているかもなので探してみてはいかがでしょうか。男の子だけじゃなくて、女の子も結構いますよ!
剣道の体験教室に参加してみてやってみようとおもったら、
まずは竹刀を準備します。竹刀は剣道店舗で購入すると1本2,000円。
幼稚園時〜小1くらいなら3,0のサイズでよいとおもいます。
ネットだと少しお安く購入できますが当たりハズレもあるので、
信頼できるおすすめショップのリンクを貼っておきますね。
竹刀
幼年~一般普及型竹刀
何気に当たり外れのある竹刀。
外れ竹刀はひどい(すぐにささくれしたり、太さが適当で鍔留めはまんなかったり⇦経験済)ので、しっかりとしたお店で購入したいです。
かっこいい!カラー鍔留め
一体型カラー鍔留め
一体型は公式試合では使えませんが幼年は公式試合にでないのでカッコイイ鍔留めでやる気アップ!
竹刀袋
カラーがいろいろ♪ナイロン製竹刀袋
カラフルな竹刀袋。もちろん自分の名前をネーム刺繍してもらえます!
苗字よりも名前で刺繍してもらうのがオススメです。
防具
剣道を始めて当分の間は防具はいらないし、
防具有りの練習になっても道場や剣友会で借りれるのですが
サイズがぴったりの防具を使えるとは限らないもので・・・
うちの子もサイズの合わない防具を借りて練習してたのですが
ある程度までいくと、サイズ感がぴったりじゃないと上達できなくなってしまうのですね。
そうなる前、少し早めにmy防具を準備するのがおすすめ。
目安は、始めて半年〜1年以内には購入したいところです。
ちなみに、小学1年で買った防具を高学年まで使える子もいるそうなので、買い替えスパンが短いので、やっぱり費用はそんなにかからない習い事ではないかなーとおもいます。
わたしがおすすめするのはこちら♪
お値段もこれくらいので十分ですし、デザイン的にも機能的にもばっちりです!
防具については別記事かきますね^^
カッコイイ!新「源天(げんてん)」6mmピッチ織刺防具セット
継続は力なり・・・
わたしは剣道未経験だし、剣道の世界に足を突っ込んでる感じも無いくらいの関わりですが、それでも沢山のメリットを感じています。
まさか、剣道習わせるようになるとは思っていませんでしたが、本人にやる気があってやっていることなので見守りつつ、剣道を通して学べる沢山の気づきがある日々です。
なんでもそうですけど
やらせられてる ことって、上達しないのかなと。
自分が好きでやっているってことが大事だと思っているので、子ども自身がやりたいという気持ちを大事にしたいなーと思っています。
何事も・・・やめてしまってはそれまでなのですよね。
小さいうちだから、何が合うかわからないというのはありますが、
本人が好きでできてるなら、何かを諦めずに継続させることの大事さも教えたいので
親の付き添いやサポートは若干めんどくさいですが(本心)。
それもよりも、親子で学べることや得られることが大きい剣道を続けることを、わたしも頑張ろうと思う日々です。